過去ログ - 青ピ「―――血ィ、吸うたろか?」
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72:たー君 ◆Onru3IbBcI[saga]
2011/03/08(火) 19:39:05.15 ID:nzuZDIgJ0


――――――――――第七学区

青髪「それでな、その上やんゆうのはなぁ―――」

心美「【そう、なんですか。きっととても素敵な方なんでしょうね】」

ザアザアと、降りしきる雨のなか他愛もない会話を交わしながら歩く二人。完全下校時刻はとうに過ぎており、周囲に人の気配は一切
無い。そんな二人だけの世界で一つの傘を共有し、一方は言葉でもう一方はノートに書いた言葉で会話を重ねる。そうしていくと、
青髪は一軒の店の前で歩みを止める。

青髪「ここが、ボクの下宿先やで。せや、お腹空いたんやろ?ちょっと、聞いてみるで」

そういって、青髪は心美の手を引いて店の中に入る。

青髪「今、戻ったでー」

「おかえり青髪。随分、遅かったな。って、その娘だれよ?」

店内の奥から気怠そうな雰囲気を纏わせた女性が現れる。年齢は、青髪と同じくらいか。赤茶に染めた長髪を後ろに纏め、パンの切れ端
を咥えながら訝しげな視線を心に向ける。



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