13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/03/04(金) 20:34:36.08 ID:y0wtUb+50
一応、沈利ちゃんにも声をかけたけれど、着信拒否にされていた。
メールも帰ってこない。
まあしょうがないか。
パンツ盗んじゃったもんな。
そのパンツはジェリコやナイフと一緒に天井裏に隠していた。
真心がアパートを崩したときは血眼で捜した。
手にガラスが刺さるのなんて気にしなかった。
ここ一番というところでTバックの感触を感じることは重要だ。
出夢くんとの決闘のときにももちろん穿いていった。
狐さんとの一戦のときも。
その後病院に担ぎ込まれたとき、病院のお医者さんたちはどう思ったのかな。
らぶ美さんがますますセメントになっていた気はしたけれど。
まあ――戯言か。
その時のぼくは、まさか世界大戦やら何やらが起こっていることも知らなかった。
ましてや、沈利ちゃんがその渦中にいるということも。
そしてぼくたちが、ヒーローの出払った学園都市で、ある少女のためだけのヒーローに関与することも。
だからある意味では、生き別れた兄妹の行く末が悲劇であることも僕たちの責任なのかもしれない。
この体験を通して、ぼくは――
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