35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/05(土) 00:22:21.95 ID:BOkZXy320
「そんなの手伝えるわけがないでしょう。」
春日さんが断固とした口調で拒否を表す。
「私といっきーをそんなドス黒い何かに取り込むのはやめてください。私はここで失礼しますから。」
パラシュートを背負い飛び降りようとする春日さん。
おい待て。ぼくを置いていくな。
せめてぼくの分のパラシュートを寄越せ。
この人のことだから、既に自分以外の分のパラシュートは捨ててしまったかもしれなかったが。
「やめたほうがいい。ここは海のド真ん中だ。それに春日井さん、あなたは学園都市に入るのに必要なんだ。」
首だけこちらに向ける春日さん。
「春日井春日。こんなに著名な科学者とそのお友達ならば、さしもの街側も拒まないだろう。拒む理由がない。」
「『七愚人』であるあなたの方が著名でしょうから私が必要だとは考えませんが。」
「言ったろう、私はもう『園山赤音』には飽きたんだ。今は誰が何と言おうと『哀川潤』だよ。
当然、学園都市ではそのように振舞うつもりだ。つまりは、もう科学者ではない。むしろ厄介者さ。
だから少年、私のサポートをよろしく頼むよ。」
「…じゃあ私は入り口まででいいんですね。」
「帰るときも必要だから、友達のところにでも泊めてもらっててくれないか。科学者仲間の一人や二人いるだろう?」
「…」
「…」
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