50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/03/06(日) 23:38:30.07 ID:cWK+k8160
それが成長した。
実際には、折りたたまれていた関節が開いて骨格の細い人型のロボットとなった。
だが「成長」という表現の方が近い。
うねうねと気持ちの悪い動きで
積雪の前に立ち上がる。
息を呑む『猟犬部隊』の隊員たち。
気が早い人員はもう弾倉を空にしていた。
「最初からこっちを使えばよかったですね。」
積雪がにこやかに語る。
まるで『スターウォーズ』のドロイド兵のようだった。
小さい頭の中には光が満ちている。
生活感を感じさせない細い腕は4本あり
それぞれが昆虫の節のように動いている。
腕には『罪口商会』の作品が取り付けられ
下半身は危ういバランスの二足歩行だった。
「コンセプトは『スターウォーズ』です。」
まんま『スターウォーズ』らしかった。
「…もしかして、超グリーバス将軍ですか?」
「おお、愛織さん、ご存知でしたか。」
「…はい。映画は超チェックしてますので。まさか積雪さんの口から『スターウォーズ』…。」
「そうですか。それは重畳。では、この光景は楽しんでもらえるでしょう。」
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