70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/03/07(月) 00:08:39.28 ID:bDcKIkGj0
「哀川のお姉さん…泣いてるんですか?」
「…はっ!一歩間違えば私も、真心ちゃんもこうなってておかしくなかったからな。おかしくて涙が出ただけだよ。」
また強がって…
そういうところ、人識くんとそっくりですよね。
「ちょっと因縁があってね。垣根をこうした奴らと、私を製作しやがったクソ親父。面白い因縁が。
せめて、垣根をさくっと殺してやるのが人情ってもんだろ。
この件に関しては殺しも許してやるよ。相手がゴミ以下だからな。」
その言葉に
伊織の纏う空気が変わる。
軽薄そうな空気は一掃され
濁った重厚な殺意が満ちていく。
曇った純粋な殺意で満ちていく。
まるで『ただそうである』ように。
早蕨の兄弟に指摘されたように。
早蕨刃渡には「最悪」と評され
早蕨薙真には「そういうもの」と評された
殺人鬼の本性が
目の前の人物により封印されていた不殺が
解かれた。
膨大な殺意。
莫大な殺気。
293Res/201.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。