85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/03/08(火) 00:25:17.71 ID:IsVcDC9H0
「ふん。俺が面白かろうがつまらなかろうが、そんなことは同じことだ。なあ、ヒューレット。こいつは何だ?」
自分のことを「君」呼ばわりする者には当面は会ったことがなく
そして、とても人間とも思えなかったので
かつての「師匠」にその存在を尋ねる。
するとその「存在」は自ら名乗る。
「私は『エイワス』。かつて、クロウリーと呼ばれる魔術師に必要な知識を必要なだけ与えた存在だ。」
狐面の男はもはや容器の中の男を見ていない。
それに背を向け、『エイワス』と正面を向いて会話を続ける。
しかしこれを聞いた狐面の男は
チラッと振り返り、
軽蔑の一瞥を容器の男に与える。
「『必要な知識を必要なだけ』ふん。…全ての学問を1桁の年で究めたっていう触れ込みの
『七愚人』の主犯、ヒューレットが、そんなチートをしていたとはな。がっかりだよ、師匠。」
容器の中の男の顔色が変わる。
赤いようでもあり
青いようでもあり
白いようでもあり
――少なくとも、冷静ではない。
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