13:第1話――香焼「お前ら出てけぇっ!!」[saga]
2011/03/05(土) 03:45:37.16 ID:aCI9TYL10
―――とある日、PM07:45、学園都市第1学区、マンション『ニューディレクターズ』(香焼宅)・・・・・
香焼・浦上「「ごちそうさまでした」」ペコッ
五和「はい、お粗末さま」ペコッ
先程とは一転して、黙々と夕食を終える。大体20分くらいで食事を終えただろう。
天草式にとっては食事も鍛錬の一つである為、盛大に騒ぎながら飯を喰らう事など滅多にない。
ただしコレでも簡略化している方である。
この家では成るべく『オフ』の生活を送る。この3人(加え1名)で勝手にそう決めていた。
五和「さ、てと……食器洗っちゃお。ドッチかお風呂先入っちゃって」
香焼「自分は最後で良いっすよ。レポート終えてから入るから」
浦上「……」ジトー・・・
何やら変な目で自分を見てくる浦上。何事だ。
浦上「まさか……アタシ達の残り湯を……」ハッ!?
香焼「殴っていい?」ニコッ
五和「だ、駄目だよコウちゃん……いくら思春期真っ盛りとはいえ、姉ちゃん達をそういう対象に見ちゃ……」ドキッ!
香焼「歯ぁ食い縛れお前ら」ニコッ・・・
いつも順番なんて気にしてないだろうが。
この被害妄想モードに入った馬鹿二人に、どんな攻撃的な言葉を向けても、暴走は収まらない。
浦上「も、もしかして……私達が入っている途中に、侵入してきたりして……」キャー!
五和「た、確かに、昔は一緒にお風呂入って上げてたけど……もう、コウちゃん……良い年だし……」キャー!
香焼「何年前の話だ馬鹿女郎」ハァ・・・
浦上「『五和……ごめん。もう抑えられないっす!』ってな感じでえええぇー! きゃああぁー!」"レ(>∀<)ノシ”ベシベシッ!
五和「だ、駄目っ!! 私には心に決めた人がいるの! それに……間違ってるわ!! 姉と弟なのよ!!」(っ>ω≪)J|”キャー!
香焼「……勝手に言ってろ」テクテク・・・
トランス状態の二人を無視し、自室へ戻ろうと―――
ピンポーン・・・・・
―――した瞬間、チャイムが鳴った。馬鹿二人が喧し過ぎて苦情が来たか?
香焼「はい、ドチラさまで?」ガチャッ・・・
居間にあるインターフォンモニターは使わない。後ろに失礼な身内が映ってしまう。
直接玄関に向かって、チェーンだけ掛けてあるドアを開いた。そこに居たのは……
神裂「こんばんわ」ニコッ
……一番偉いお姉さんだった。
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