過去ログ - まどか「仮面ライダー?」翔太郎「魔法少女?」映司「魔女?」
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992: ◆WDUU7xtdEo[saga]
2011/05/04(水) 13:09:35.37 ID:myqBfVFDo

「君は……」

「聞こえなかった? 今すぐ、まどかから離れなさい。さもなければ……」

魔法少女となったほむらの冷たい瞳が映司を射抜く。

そして、ゆっくりと持ち上がる右手に握られていたのは、普通の少女では
到底支えきれないようなマグナム。

「なっ!?」

「ほむらちゃん!?」

その銃口の先は、ぴったりと映司へと向けられていた。

「火野映司、まどかを危険な目に合わせるなんて……ね。
 貴方がそのような真似をするのであれば、私もこうせざるを得ないの」

「ちょ、ちょっと待って! いったい、何を誤解してるのか知らないけど、俺は別に
 まどかちゃんを危険な目になんて……!!」

なんとか誤解を解こうとするが、しかし、銃口がそれを阻む。

動けないまま、映司の額に冷たい汗が流れる。

「ほ、ほむらちゃん……違うよ! 火野さんは、私を助けてくれただけで……!!」

「別に庇わなくて良いわ、まどか。あなたは、本当に優しすぎる」

完全な事実誤認。ほむらは、この状況を、映司が招いたのだと勘違いを起こしていた。

普段のほむらならば、感情より論理が先に動いて、現状を正しく理解できていた
にちがいない。

だが、それにまどかが絡めば、別だ。

最も優先順位の高い彼女の危機に関して、感情が論理よりも先走った。

「さあ、まどかから離れなさい、火野映司。さもなければ、私は――」

そして、トリガーに引鉄をかけようとしたその時だった。


『スタッグ』


電子音声がほむらの耳に届くと同時、機械のクワガタムシが彼女の右手から
マグナムを奪い去った。


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