過去ログ - 上条「誰を助けりゃいいんだよ……」
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2011/03/05(土) 20:52:38.82 ID:VPiHbgWD0
どこへ行く当てもない。
頼れる人もいない。
さてどうしようかと思いながら、何となく駅へ向かって歩みを進める。
次の角を曲がって、歩道橋を渡れば……

「にゃー」

まただ。
スフィンクスが鳴いた。

「曲がるなって言いたいのか?」

上条が見つめると、猫の方も見つめ返して来た。
そっちは嫌だ。そう言っているように見える。

「何が嫌なんだよ。ここは危ない学区じゃないし、駅に向かう以外は何も……」
「……もしかして」
「にゃ!?」

上条はいきなりスフィンクスを抱え上げると、逃げないようにがっちりホールドし、
スフィンクスの嫌がる方向へと曲がった。

「……」

憮然とするお猫様。

「スフィンクス……お前の嫌がる方へ嫌がる方へと向かっていけば……」


御坂美琴は、そのクローンである妹達は、ある1つの悩みを持っている。
それは、小動物に嫌われること。
彼女たちは電気系の能力者だ。無意識だが常に微弱な電磁波を体外に放っている。
敏感な動物にとっては、それが怖いらしいのだ。


「――その先に、電気系の能力者がいるかもしれない!」
「猫をソナー代わりに使う……」


「これぞ『ソニャー』!!」



(俺は何を言ってるんだ)



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