過去ログ - 美琴「おかえりなさい、とうま」
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158:1だよ[sage saga]
2011/03/31(木) 12:07:39.61 ID:ho39OfvX0

「つっちーは?」

「…………」

「土御門?」

「……どうやらゲーセンには行けないみたいだぜい」

「えぇ!なんで!?まさかまた例の、お義兄ちゃん♪ か、ゴルァ!!?」

「青ピ、男が言っても気持ち悪いだけだぞ。
 それに土御門に用があるならしょうがねえよ。今回はお流れだ」

「あー違う違う、オレじゃない。ほら、アレ」

「「……………………アレ?」ってどれやねん?」

土御門が指した方向は、この高校の正門。
正確に言うと校門の傍に立っている女の子。
彼女は校門に寄りかかりながら、空を見上げ物思いにふけり、
手に持っている携帯電話を見て、ため息を吐き、ソワソワとして落ち着かない様子。
そしてまたぼんやりと空を見上げ……(以下略)
まるで恋人と待ち合わせしているかのような、絵になる風景。

「ちょっ!?あの娘が着とる制服は常盤台中学やないか!??
 なんでこんなところに………待て、どっかで見たことあるで」

青ピはその人に見覚えがあるようで、記憶の何処かを探っている。
土御門はその人が誰か、そして誰を待っているのかを知っているようで、ニヤニヤしている。
少年は顔にびっしり脂汗を噴き出しながら、動揺している。
そんな三人が醸し出す異様な雰囲気に気付いたのか、女の子が振り向いた。



少年に視線を合わせ、柔らかな笑みを浮かべる。



次に、瞬時に顔を真っ赤に染め上げ、高速で横に振り回す。



そして、不愉快なモノでも見たのか顔色を変え、頭から敵意という電気を発している。




「あのコ凄まじく危ない気がするんやけど………」

「確かにアレはちょっとマズイかにゃ?」

「なんでこんなところにいるんだよ……」

それぞれの反応。
当然かもしれない。
現在進行形で彼女は電撃を纏っている。
間違いなく、風紀委員に連絡しても構わないレベルの危ない雰囲気。

「もしかして……常盤台の超電磁砲? 電気放っとるし……
 というか雑誌で見たし……可愛いなぁ……超能力者は見た目も超級かいな…」

「そんなわけで、かみやん頑張ってー」

「俺にどうしろと………」

青ピも彼女が誰か気付いたらしい。
土御門は無責任なエールを送ってきた。



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