72:1だよ[sage sage]
2011/03/10(木) 01:12:31.48 ID:A5wGzjDV0
黒子の力を借りて辿り着く。
あの男は私と当麻のお馴染みの公園と言ったが“ここ”はそんな場所ではない。
夜闇は深く、誰もいない公園の侘しさがより一層その暗さを引き立てていた。
自動販売機は自ら発光することによって、
設置されているベンチは街灯という名のスポットライトに照らされて、その存在を主張している。
しかしてそれらは私の知っているソレではない。
時間帯が、用件が、気分が変わるだけで
日常 非日常
ここは“お馴染みの公園”から“ただの戦場”に変容する。
「誰も……いない…ですわね」
誰がいないのか。
それは私を呼び出した男か、当麻か、それとも第三者の人間か。
「―――――そうでもないみたいよ」
電磁波によるレーダーを駆使して察知。
あちらも二人で来たらしい。
「にゃー。わざわざご足労いただき光栄の極みですたい」
一人はにやにやと笑いながら
もう一人はダルそうに杖をつきながら
舞台に現れた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
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