過去ログ - 美琴「おかえりなさい、とうま」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/06(日) 00:33:37.24 ID:r9n19+zk0

「もしかしたら、またスル―されちゃうんじゃないかって思うと……」

すると初春は呆れたようにため息をついた。

「それがいけないんですよ。奪われてもいいんですね?」

「嫌っ!!」

即答する美琴。しかし今の初春はなんなんだろう?
彼女は年上のハズの美琴を優しく撫でながら、助言する。

「無理矢理でもいいじゃないですか」

「そんなことしたら…嫌われちゃうんじゃ……」

優しく優しく甘く甘く初春は美琴に囁く。

「どうだっていいんですよ……そんなこと」

「え?でも……」

戸惑う美琴に初春は続ける。

「大切なのは“結果”ですよ?」

「強引にその人を御坂さんのモノにすればいいんですよ」

「そうすれば彼は御坂さんをスルー出来なくなります」

「トウマさんの中に御坂さんの存在が刻まれるんです」

それを想像してしまったのか、美琴の表情にわずかな恍惚が浮かんだ。

「後はじっくり、嬲るように、ねぶるように」

「その人の心を汚し、犯し、堕とすんです」

「いいえ」

「トウマさんの心を御坂さんで満たして上げればいいんですよ」

この言い換えが効いたのか、美琴の罪悪感は薄れていく。
先ほどの陰りのあった表情とは激変して今では決意が瞳に宿っている。
そして初春は鞄から手錠を差し出して、こういった。

「御坂さん、良かったらコレ使って下さい」

「うん。ありがとう」

「(ういはる!?手錠って!?御坂さんも受け入れているし!?)」

佐天の突っ込みは届かない。

「連絡先を知ってるなら早いほうがいいですね。悠長にしていると他の女に寝とられちゃいますよ?」

「ありがとう、初春さん、佐天さん。じゃあ行ってくる」

「(いやいやいやいやおかしいよ絶対)」

美琴は財布から現金を抜き出しテーブルにおいて、迅雷の如く去って行った。





「ねえ、初春」

「なんですか、佐天さん」

「ちょっとやりすぎなんじゃ……」

「ダメですねぇ、佐天さん。そんなこと言っちゃあ……」

「え?初春?なんで手錠用意してんの?ねえ?」

「大丈夫ですよ、気持ち良くシてあげますから……」

「初春!?ちょっとまっ――――――――




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