95:1だよ[sage saga]
2011/03/11(金) 20:06:53.98 ID:E13dhYVD0
「(行かなければ)」
もし何らかの刺激でお姉さまがキレたらどうなることか。
あの金髪グラサンがどんな能力者かは知らないが、良くて半殺し、最悪……
風紀委員として、なによりパートナーとして、そんな事態は絶対に阻止しなければ。
しかしどうやって?
目の前の男は超能力者、そしてその中の最強。
振りきる自信は正直に言って、あまり無い。
転移を繰り返せば何とかなるだろうか………やるしかない。
「させねェよ。悪いがココは通さねェ」
そんな葛藤を見抜くように一方通行が遮った。
「それにこの配置をおかしいとは思わねェのかァ?」
「加えて言うなら、あのシスコンは無能力者だ」
配置?
あちらには無能力者、怒りで不安定の超能力者。
こちらには最強の超能力者、大能力者。
変だ。
そもそも分散させる意味がわからない。
大切な話があるなら、日常においてそれを告げれば良い。
何故こんな真夜中の、非日常を選ぶ必要がある?
何故あの男はわざわざ“上条当麻”を引き合いに出して怒らせる?
無能力者が超能力者に喧嘩を売るなんて、正気の沙汰じゃない。
わからない。
自分は効率主義者ではないが、あまりに――――非効率的。
「シスコンは全て承知でこの展開を選ンでンだ」
「テメェにとって超電磁砲が大切なように」
「超電磁砲にとって三下が大切なように」
「アレにも譲れないモンがあンだよ……………ケッ」
吐き捨てるように言い放つ一方通行。
地震情報:ex14.vip2ch.com
334Res/218.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。