29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/28(月) 00:31:32.77 ID:Yy1uM7Da0
「なんであたしが出ばらなきゃなんないのさ」
鯛焼きをかじりながら、マミの顔も見ずに佐倉杏子は言った。
「あの街はあんたの縄張りじゃなかったのかい?巴マミ」
「杏子……私はそんな話をしにきたんじゃないわ」
「じゃ、何だってのさ」
杏子は鯛焼きを食べ終えると、包み紙を丸めてマミに投げつけた。
「!」
「あんたはあんた、あたしはあたし。ついこの間、『話しあい』で決めたばかりじゃないか。忘れたのかい?」
「……」
「全く。ほんとに相変わらずだねえ、あんたと来たら」
そう言いながら杏子は立ち上がった。
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