38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/28(月) 00:44:02.43 ID:Yy1uM7Da0
「うわぁ。やっぱり外は気持ちいいね、マミ」
屋上のベンチに腰掛けたあきは、空を見上げながら気持ちよさそうに伸びをする。マミはその様子を見ながら、くすっ、と笑った。
「本当に変わらないのね、あき」
そういいながらマミは、ほっとするような、胸がちくりと痛むような、何とも言い表しにくい気持ちになった。
小学生のころはマミとあきの体格はほとんど同じくらいだったのに、今はマミの方が頭半分くらい高くなっている。
体つきも、マミはずいぶんと女らしくふくよかになっているのに、あきはとても華奢だった。
黒く透き通った瞳と、首筋から肩に流れる美しい髪の毛がなければ、痩せこけた男の子のように見えたかも知れない。
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