42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/28(月) 00:48:32.19 ID:Yy1uM7Da0
「ねえ、マミも勉強してみない?イタリア語」
そろそろ戻りましょうか、とマミが言おうとしたとき、あきが唐突にそう言った。
「え?」
「ね、そうしよ。きっと楽しいよ。それに、そしたら来年一緒に勉強できるかも知れないし」
見滝原中学では、3年になると総合学習の一環として第二外国語のカリキュラムを履修することができる。
しかし、もちろんマミはそんな先のことなど考えたこともなかった。
「別に、興味がないわけじゃないんだけれど……。私は、あきみたいにイタリア留学することなんてないだろうし」
「えへへ。ほんとは、私もきっとムリなんだ。夢は夢のままで終わりそう」
あきは力なく笑いながら、言った。
「あんまりうまく行ってないんだ。私の家」
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