過去ログ - 黒子「噛まれた傷が疼きますの・・・。」
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261:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)
2011/05/05(木) 01:00:33.67 ID:RqWQwcLe0
黒子「出られそうな所は…どこにもありませんわね。」

自由の利くようになった足で、部屋内を調べていた。相変わらず、空間移動は使えない。

黒子「せめて、手が後手で拘束されなければ…!」

両手の自由を求めて腕に力を入れるが、体勢のせいで力が上手く入らない。

黒子「窓はありますけど…鉄格子が邪魔で出れませんわね…。舐めた真似を…っ!」

窓から見える空は、もう日が傾きつつあった。水色に微かな橙色が混じっている。少しづつ、時間が迫っている。

黒子「不味いですわね…。夏ですのに、日が陰るのが早い気がしますの…。」

空以外に見えるのは、雑草の生えた空き地。この廃墟の土地だろう。

黒子(…中から話し声が聞こえますわね…。10人はいるでしょうか?)

ハッキリとは聞こえないが、どこかの大きな部屋で男達の話し声が聞こえる。


黒子「まったく…万事休すですわ。」

と、ため息をつきながら空を見た。


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