過去ログ - 死んじゃわない彼女と夢見がちな僕等
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118: ◆Fq2QReZI2Y[saga sage]
2011/04/09(土) 18:14:58.06 ID:zpAOhtJH0

「2名様ですね、かしこまりました、喫煙席と禁煙席どちらになさいますか?」

「あたしがヤニなんて吸うと思ってんのか? あ?」

「禁煙席ですね? それではお席のほうへご案内させていただきます」

「……さ、さりげなく無視してんなよ。あたしが変な奴みたいに思われるだろ?」

へぇ? 自覚はあったんだな。
気づいていても、それを正せないのなら無意味だと僕は思うんだけど?

「……なんだよ、僕に接客以上の仕事をしろって言うのか?
 こう見えてもなかなか忙しいんだぜ」

「はぁん……? まったくそうは見えないけどな
 ま、いいけどね。じゃあはやく案内していただけるかな? ウェイター君」

そいつは僕を全身くまなく観察するとにやにやと、嫌らしく唇をゆがめてそう言った。
暗に僕の格好を貶しているのだろう、被害妄想ではない、たぶん恐らく。
似合っていないのは百も承知なので、僕はあまり気にしないが。
……糞、好きでこんな格好してるんじゃねえんだよ。

「……ん? 会長さん、二人って言ってたよな?」

僕がぱっと見たときには会長さん一人しかいないように見えたが。

「あん? あぁ、ゆき……お前が誘ったんだから、恥ずかしがってないで出て来い……」



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