過去ログ - 死んじゃわない彼女と夢見がちな僕等
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 13:45:34.65 ID:M4hWSeDR0
「ああ、そうだよ」

意表をつかれた、が。
考えてもみろ、まったく飛び降りる気がなかったのと、そそくさと校舎に戻ったところをみると
そこまで深刻な悩みを持っているのではないんじゃないか。と思い直す。
それならば、変に気を使わなくても、いいか…。

「何で……?自殺する気じゃなかったのか」
「ふふっ……なんだい。わたしが死んでいたほうがよかったかな?」

ジョークを交えて話す余裕もあるんだな。

「見ず知らずの奴に死んで欲しいなんて思わないさ。なんで自殺なんてしようとしたんだ?」

流石に、理由を聞くのはまずいか?
いや、この流れから想定すると欝だ死のうとか軽いノリだったのかもしれん。
欝だ死のうを、軽いノリだと判断するのは……時と場合と人によるけどな。あれそれってそう判断しちゃあ駄目じゃないか。

彼女は少し戸惑う。

「……こんなこと言うと、変な奴と思われるだろうね」

もう思ってるさ。
そう口の中で呟きながら、次の言葉を待つ。
彼女は、僕と重ねた手を見つめゆっくりと話し始める。

「わたしは、だね」

うんうん。



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