過去ログ - 死んじゃわない彼女と夢見がちな僕等
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/06(日) 13:55:03.92 ID:M4hWSeDR0
「なっ……」
何を思ってこんなことをしだしたのか、わからないけど。
破壊力だけは抜群だった。僕は挙動不審になり、目が合わせられなくなる。
「ふふん、実に礼儀ただしい頼み方だろう? ……あれ、どうしたんだい
また面白い顔になっているよ。 あ、もちろん表情がだね」
「な、なんでもない……が、あんたはいろいろと間違ってる」
「そうかい……? わたしの友達から教わったのだけれども……」
友達……なるほど、純粋な子によからぬことを吹き込んで遊んでるってわけか。
いい趣味してやがる……。
と、悪態づきながらにこにこ微笑んでいる彼女に視線を向ける。
「わたしは黒木ゆき、よろしくおねがいするよ」
そして彼女は手を差し出す
「僕は……―――――」
差し出された手を僕はしっかりと握る。
その手は温かくて、小さかった。
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