過去ログ - 死んじゃわない彼女と夢見がちな僕等
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/06(日) 13:25:03.91 ID:M4hWSeDR0
可愛らしい丸文字のそれは、2〜3度書きなぞってあった。
何だこれは。終わり。
いやいや終わらせるな……少し考えよう。
恐らくこれは遺書? だろう。
しかしなぜ机に遺書を残したのか。
ここは選択教科用の教室で、僕以外の人がこの席に座っていてもおかしくはない。
ということは……誰にみられてもよかったのか。そして、文字はほとんど擦れていない。
僕たちの授業が始まる前にも、この教室は使われていたはずだ。
となると……。前の時間に使っていた奴が書いた可能性が高い。
僕はふと教室の窓から、向かいにある校舎の屋上を見てみる。
ちなみに今、僕のいる教室は南館4階(もっとも苦痛なのは授業より教室移動だ)そして北館も4階建て。
つまり同じ高さな訳だが、この教室からなら北館の屋上もフェンス越しに見える。
校舎の間に設けられた憩いの場……いわゆる中庭はなかなか広く、それ故校舎の間隔も広い。
視力はずば抜けて良いということもないが、何もない場所に人影を見つけることなどは容易い。
(まさかとは思うがな…)
これといって騒ぎはないし、それに屋上は生徒が立ち入らないように施錠されている。
だから何もないはずだ。
おそらく勉強に疲れた生徒が、退屈な授業に飽きて机に突っ伏しながら気まぐれに書いた落書きにすぎないだろう。
そう思いながらも僕は屋上へ視線を向け続ける。
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