過去ログ - インデックス「とうま・・・・・・おいしそうだね」
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179: ◆Rx8sTNAmH2
2011/04/11(月) 00:17:39.96 ID:DauAaz+I0

浜面「おいなんだこれ、どういうことなんだよ!?絹旗あたりのドッキリじゃないだろうな……」

バクバクと音をたてる心臓を服の上から押さえつつ、震える声で浜面は呟いた
自分の体が小刻みに震え、目が大きく開かれ扉を凝視するのを、他人事のように彼は感じた

だがしかし、わざわざ今日という日に浜面をビビらせるために、こんなネタを仕込むような絹旗ではない
万が一驚かせるなら、皆がそろったあとで浜面を驚かせ、「超ドッキリでした!」という流れにしそうなものだ
第一、このためだけにゾンビのコスプレをしてくれるような知り合いはアイテムにはいない
下位メンバーは、アイテムの解散と暗部からの解放により、今は誰も連絡がつかないのだ

では先ほど見た者はなんだったか
2人の男だった。片方はスーツを着た中年男。もう片方は学生服を着た青年だった
その2人に共通点があるようには見られない。たまたまこの近くに住んでいた人だろうか

ドン、と再び扉がなって、浜面はビクリと体を振るわせた。額にいつの間にか浮き出た脂汗が、つーっと一筋伝った

しかしその姿は人間と呼べるものではなかった
灰色の皮膚、腐敗した頭皮、濁った空ろな目、だらりとあげられた腕……
明らかに理性を失ったような姿は、まさしくゾンビそのものだった


浜面は一度大きく深呼吸をした


浜面(落ち着け……落ち着けよ。お前はあの大戦を生き抜いたじゃないか……。考えろ、どうするべきか)

浜面(ゾンビ映画は俺も見たことがある……。こういうときは武器と逃走経路が重要なんだ。そう、そこがまず重要だ。

    武器は……スキルアウト時代から使ってる拳銃がある。こいつはいざって時には使えるだろう。

    逃走経路は、裏口や窓からでればいいか……。その後は車で麦野達の居る病院に向かう、どうするにせよこれしかないだろ。)

浜面(だけど……ほんとになんなんだよ……。やっと平和になったと思ったのに!糞っ!何がどうしたって──)


「きゃあああああああ!?」


浜面「!?」



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