過去ログ - インデックス「とうま・・・・・・おいしそうだね」
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27: ◆Rx8sTNAmH2[saga sage]
2011/03/09(水) 00:30:16.73 ID:QPz9raj10

寮の玄関口を飛び出した上条は、ふとある違和感を感じた

上条(……あれ?人が歩いてない?)

道に誰もいないのだ。車も走っていない、ずいぶん静かな空間だった
この学園都市のほとんどが学生で構成され、しかも今は大抵の学校で授業中の時間とはいえ
上条が今いる通りはけっして小さくない。学生の姿はともかく、大人の一人くらいいてもおかしくはないのだが……

さきほどのインデックスの置き手紙がチラリと頭をよぎる

もしかすると魔術関係── 人払いのルーン

上条(いやいや、それはないって。まあこんな日もあるだろうよ)

頭の中にちらりと浮かんだ言葉を無理やり沈めて、がらがらの道を走っていく


実際のところ、上条の考えは正しかった。この現象は魔術によるものではなかったのだ



それに人はいた


上条(ん?どうしたんだあの人?)

上条がさらにしばらく走っていると、ふと、道の脇にしゃがみこんでいる人の姿が見えたのだ
上条も見たことだけはある学生服だ。スカートなので女子生徒、おそらく中学生くらいだろう
上条から見て後ろ向きにしゃがみこんでいるために、顔は見えない



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