過去ログ - インデックス「とうま・・・・・・おいしそうだね」
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31: ◆Rx8sTNAmH2[saga sage]
2011/03/09(水) 00:34:12.72 ID:QPz9raj10

上条当麻には、ゾンビ映画を見た記憶は一度だけしかない
ある日に高校の学友達と、学園都市の最新技術で撮られた映画を見に行ったのだ
それは恐ろしい迫力で、なんども劇場からは悲鳴があがった

そしてそれ以前の記憶はない。それは上条が夏のある日に記憶喪失になったからだ
しかし失われたのは『エピソード記憶』だけで、ゾンビというものがどういうものかの知識はある

それはまさに動く死体。生きている人間を襲い、咬みつかれた者は──

上条「うわああっ!?」

まさにそこに考えが至った瞬間、女子生徒が、ぐわりと口をあけつかみ掛かってきた!

上条はとっさに腕を大きく上げ、後ろに跳躍してで距離をとった
その胸の前を、やはり白くなっている手がすっと掠った。空を抱きしめた形になった女子生徒は
ぐらりと一瞬体制をくずしたものの、ふたたび体をこちらに向け、近づいてくる

上条(なんだよこれ!?どうなってるんだ!?)

── 咬み付かれたり、傷を負わされた者もまた、ゾンビになる
そんな情報が頭の中で点灯する。この少女に咬み付かれたらどうなるかはわからないが、全く試す気は起きない

幸いなことに、そしてゾンビものの定石どおり、相手はゆっくりとしか動けないようだ
バックステップで距離を10mほどあけた上条は、改めて女子生徒を観察した

上条(……みれば見るほどゾンビにしか見えねぇ……。なんかのドッキリにしちゃ、リアルすぎる!こいつはマジだ!

    誰かの能力か、なんかの投薬実験のせいか?もしくは……魔術か!?なら俺の右手で打ち消せるか?)



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