過去ログ - インデックス「とうま・・・・・・おいしそうだね」
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85: ◆Rx8sTNAmH2[saga]
2011/03/13(日) 21:20:56.21 ID:tQMxf1Mi0

美琴も他の子と同じように、クラスメイト1の『奇行』を見て固まってしまったのだ
いかにその気になれば、軍隊とぶつかりあうことさえできるレベル5とはいえ、
自分のクラスメイトが、同じクラスメイトにより殺される── しかも凄惨なやり方で ──
そんな光景を見て動揺しないほど、美琴は裏の世界に足を踏み入れてはいなかった
なんだかんだいっても、彼女はまだ中学2年生の女の子なのだ

だが、彼女は立ち直るのも一番早く、また頭はこの学校の中で一番速く回る演算力があった
その演算がたたき出したことの1つは、『調子が悪かった子は危険な可能性がある』ということ

そのすぐ後に、予想通り、クラスメイト5とクラスメイト7が立ち上がったので
彼女は即座に机と椅子の『隔離室』を作ることが出来たというわけである

教師「いいえ、私もそれは同じだし、こんなことになっては、皆逃げてもらったほうがいいわ

    本当に助かったわよ。ありがとう」

クラスメイト4「わ、私達もはやく逃げましょう!」

教室の隅の2人は、閉じ込められているものの未だにうなり声を上げているし
クラスメイト1も、何時目を覚ますかわからない。それに、他の所から凶暴化した子がくれば
この部屋に逃げ場は無いのだ

こうしている間にも悲鳴はどこかから上がり続けている。どこかから爆発音や風切り音まで聞こえた
誰か戦っているのだろうか。── 先ほどまで、同じ授業を受けていた仲間と

いつの間にか、同じ階からも悲鳴があがっている。きっと他のクラスでも同じような現象が起きているのだろう

廊下をバタバタと、他のクラスの子達が逃げていく
同じ学年なので、見知った顔ばかりだ。皆、見たことが無い恐怖の表情を浮かべ、中には泣いている子もいる

教師「ええ。そうね。行きましょう」

教師は腕の咬まれたところに、綺麗にハンカチを巻いていた
服の上から咬まれた筈なのに、異常なほど色濃い痣が出来てしまっている

教師は倒れてしまっているクラスメイト3をそっと抱き起こし、肩に腕を回させた

教師「この子は私が連れて行きます」



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