過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga]
2011/03/08(火) 09:08:56.73 ID:qxUHnraiP
ステイル(……だけど仕方無い。派手に動く心づもりぐらいはしておくべきだ)
胸の中央に手を伸ばし、腰に手に入れてまだ目を通していない書類を押しこんだ
彼の主要な武器である、ルーンの入ったカードも不足は無さそうである
「おい!!」
急な声にステイルは、若干びっくりした
「こっちだ! こっち来てみろ。どうやらこっから地下に行けるらしいぞ」
「この厳重さだ。ここにあの機械人形共が在るかもしれない。誰かがこの倉庫の様な場所に入ったのは確かなんだよな?」
「ああ。間違いない」
「なら、もしかしたら駆動鎧とかいうのに乗り込んで反撃してくるかもしれないな。そうなると手ごわい。人の乗っていない状態で全て叩き壊さねばならん。警戒して行くぞ!!」
10人規模の魔術師達が、地下への入り口を見つけ、次々とその階段を下りていく
ステイル(どうやら駆動鎧がに気なっていたわけだ。そんな物、僕にとってはどうでもいいものだ。僕を執拗に追わないで欲しいね。……よし、全員行ったな)
最後の一人が入っていったのを遠目に確認し、ステイルはこの倉庫を去ろうとした
彼にとってはここの地下に駆動鎧があろうが関係の無いことなのだ。半ば敵となっている魔術師たちが居る以上、一刻も早くここから出るべきだ
明りなど殆ど無い薄暗い空間であったが、明りを付けるのは危険と判断したステイルは、その黒いローブという低視認性を利用して歩んでいた
入口の扉まであと3mといったところである
ステイルは、自分の行動に少し注意が足りなかったと後悔した
というのも、暗い空間の特に影のとなっている場所から、ネコ科の猛獣を思わせるような影の塊が飛び出してきて、その爪でステイルのローブを引き裂いたのである
あわや、もう少しで腕を丸ごともっていかれる所だった
倉庫の出入り口付近に、トラップをローマの魔術師は仕掛けていたのだ
仮に少しでも明りを灯して居れば、その罠に気付けたかもしれない。そうでなくとも、その可能性について考えておくべきだった
ルーンの入った名刺サイズの紙切れ一枚で、術式によっては罠として簡単に仕掛けられるのだから
「上だ!! さっきのが隠れてやがったか!?」
罠に誰かが引っ掛かれば、当然罠を張っていた側は、何者かが罠に引っ掛かったことに気付く
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