過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/07(木) 06:01:57.64 ID:FFxqgSnVP
麦野「ま、んな状態でかなりの上級セキュリティを外さなきゃならないアンタよりはずっと簡単よ。そこは、この第4位サマに任せなさいってこと」

麦野(言うのは簡単なんだけどねぇ。目の前にこんなので頑張ってるのが居ちゃ、ね。……もちろん、私は言葉だけで終わらせない。終わらせれるかっての)

麦野「あの兵隊共に通じるかはわからないけど、手は考えてる。強引に突破は最終手段かな」

初春「それは、良かった、です」

本当に僅かに、彼女は安堵の息を吐いた。自分がこの状態でも、この少女はあの兵たちの事を気遣っていたようだ

麦野(ホントにあのキチガイ染みた佐天涙子の友人なのかね、この子が)

麦野(しかも、こんな自身がボロボロだってのに、しかも知っちゃいないだろうけどこんなボロボロにした張本人も佐天涙子だってのに、それでもあの変わり果てた友人を助けようってんだから、大したもんよ。妬けるほどだわ)

初春は相変わらず無理をして笑みを浮かべるが、立っている足はフラフラだ

見て、麦野は初春の前に背を向けてしゃがんだ。そこには同情という要素も有ったかもしれない

麦野「おぶったげるから、乗りな」

初春「え、でも」

麦野「いいから乗れっつってんの。地面に直で座ると冷たくてあんたのか細い体力を食われるし、立っててもいつか倒れるでしょ。何よりそんなんじゃまともに歩けもしない。違うか?」

少し強く言った麦野の言葉に、少し初春は怯えながらも、おずおずと麦野の背中に体重を預けた

麦野「宜しい。……よっ、と」

初春「……すみません。でも、少し楽になり……ました」

麦野「気にしないでいいわ。コレもあのへーたいをかわす演技のウチだから」

初春「演技?」

麦野「すぐに分かるわよ。ま、あんたの出番が来るまで、少し私の背中で休んどきな」


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