過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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145:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/13(水) 01:25:42.94 ID:FZ3GAiZ0P
そして、あらゆる場所に侵入する際に使用した、ベクトル的に捉える事が可能な人の意識とカメラやレーダーなどの監視器具から出る電気的な、或いは光学的なベクトルの拡散・霧散

一方(……層的防衛なンざ、演算の難度がアホ臭いレベルで上昇すンだぞ。高い燃費がかかる割に、演算難度が高いせいで効果が薄い。だから俺の反射は体表上の一面に限ってた)

一方(だがこうやって形式化出来てたなら、木原の時はずっと楽だったろうなァ。見えるてるぜ、俺)

層的干渉。それは、暴走という、能力の限界の帰結として現れた黒翼を拡散させるように変異させた形態であった

つまり、現状のこの自分を取り囲む100mばかりの全てが黒翼であり、反射層であり、一方通行なのだ

その事実を把握した彼は、それを一か所に集める

集まったそれは、体から吹き出すようなうねる黒い翼となった

自らが完成させていた物を、完成させていた能力の使用方法を、つまりその演算式の全てを彼は理解せんと、読む

一方(根本的に、本来の俺の演算能力を超えた代物。明らかに外的な何かが不足分を水増しして補う、行使する)

一方(事実上、その"何か"による水増しには限界がねェ、と。だが)

一方(俺の方に、水増しを受け入れる限界がある訳だ。無限に金があっても、現金として持ち出すには持ち出す側に物質的な限界があるように)

一方(俺の限界。それがこの黒い翼。"何か"による水増しの塊)

一方(そしてこの"何か"が、奴らの操る"何か"に近い質だから、自然発生しやがったこの防衛層によって、干渉が出来て、被害を軽減してたって訳かよ)

一方(こンなもン、ベクトルとして捉えたものじゃねェ。俺の能力が変わった……?)

そこまで考えて、一方通行は声を出して、放射線熱傷の酷い顔で笑った

一方「いや、違ェ。違ェぞ。違うのは"ベクトル"の方だったって訳だ」

もう一度、彼の背中の黒翼の形が変わる

ベクトルという概念を代弁する様な、ただ放出されるままの翼とは言い難かった形式から、意識的な翼に

黒いながらも、一本一本の羽根を思わせる模様が浮かぶ

更には悪魔の様な、蝙蝠(こうもり)を思わせる翼や、飛竜を思わせる翼など、器用に、そして思うがままに形を変える



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