過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga]
2011/03/08(火) 09:11:14.51 ID:qxUHnraiP
テッラ「もっと正確に言えば、今の体でも収まりきれてはいない、というべきなのでしょうが。まぁ、この場所で死ぬあなたには、どうでもいい事です、ねー……!!」
ねー、と伸びた声が完全に終わる前に、アックアの視界のテッラの姿が霞んだ
正確には、ブレた、と言うべきだろう
アックア「ぬ……!?」
それは予想外の行動速度だった。もし仮に、戦闘を行うと意識していなければ、今頃アックアの体はテッラの体で押し飛ばされ、後ろの半壊した建物に突き刺さって居たかも知れない
「優先する。―――大気を下位に、私を上位に」
テッラが一直線にアックアの方へ体当たりをした後、彼の声が遅れて側方へ回避したアックアの耳に入った
アックアもテッラの使う"光の処刑"についての性能は知っている
アックア(物の優先順位を変更し、あらゆるものであらゆるものを裂き、砕き、防ぐことの出来る術式であるか。……ッ!!)
攻撃が来るのを感じてバックステップをした直後、目の前にもう一度、体当たりというシンプルな攻撃をしたテッラが空気を切り裂いて通り抜けた
アックアの体を仕留められなかったテッラの体は、今度はそのまま止まらずに延長線上の半壊した建物に突っ込んで、そのまま姿を消した
どこかで奇襲を狙っているのだろう
その速度は、二度目と言う事ですこし目が慣れたが、想像以上のものだった
テッラの"光の処刑"はものの優先度を変化させ、攻撃とする
それを用いることで、例えばギロチンの形に固定した小麦粉の優先度を攻撃対象よりも上位に設定することで、所詮粉の塊に少しの力の加わった物でしか無いそれが、その攻撃対象を引き裂くことが出来る
ここで重要なのは、そのギロチンは所詮ギロチンの形をした小麦粉であって、小麦粉の優先度を攻撃対象よりも上にして威力を上げない限り、ギロチンとして扱うという術式によって与えられたエネルギーの分だけしか威力が無いという事だ
つまり、攻撃対象が下位となるものとして選択されていなければ、一撃必殺にならないのである
遅れて聞こえた言葉の通り、大気<テッラと指定された"光の処刑"では、確かに、テッラが動く際に大気と言う壁に阻まれて速度が落ちる、という物理現象から逃れることが出来るが、体当たりという攻撃によってテッラの体がアックアの体に当ったとしても、テッラの体>アックアの体としない限り、所詮はただの体当たりにすぎないという事だ
そしてAとBの優先の上下を変えると同時に、別の対象であるCとDの上下を変えることは出来ないという制限もある
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