過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga sage]
2011/04/13(水) 01:29:41.69 ID:FZ3GAiZ0P
そこは、言うなればただの広い空間
彼女の目に映るものは、地下という限られた空間でありながら、ただそれだけのためにあると言うのには広すぎる、空間の中央にある透明な円柱と天井と地面から突き出た台
そして上下のそれらに吊られた、さほど大きくない一つの基盤だ
吹き飛ばした扉がガラスの様な円柱にかなりの勢いで激突したハズなのだが、見た目には全く害は出てないようだった。薄暗いから見えないだけかもしれないが、そんなガラスに守られた基盤が余程大事なものであると言う事だけは分かった
御坂「何よここ。アイツは?」
当然の疑問が口からこぼれた。ここにあのバカが居ると思って飛び込んでみたのだから仕方ない
「何、と言いたいのはこっちの方だがね、お譲さん?」
予想外に、独り言の返事が返って来た
御坂「な、誰?」
「"誰"という表現は、私にとっては正しくないのだろうね。その様子だと、道に迷って入りこんだ、なんて愉快な理由でここにいるわけじゃなさそうだが」
御坂「いいから姿を見せろ!」
警戒しながら、彼女は怒鳴る。手には使い物にならないサブマシンガンが握られたままだ
「ん? 君の容姿にはデータがあるな。ふむ……」
「私なら、ずっと姿を君に晒しているさ。御坂美琴ちゃん。君のお父さん、御坂旅掛氏を探しに来たのなら、ここには居ないよ」
御坂「ずっと? ……"ちゃん"付けは気に食わないけど、何で御坂旅掛って名前まで知ってんのよ」
「君ぐらいの年齢ならこの接尾語が適切だと思ったのだが、日本語は難しいな」
御坂「いいから答えろ!」
「おおっと、そんな物騒な物を向けては駄目だ。引き金を引いたら100%暴発して、弾が傷つけるのは君の方だからね。それに、その弾丸では私まで届かないことだし」
闇雲にガラス円柱へと彼女が突きつけたのは、部屋の扉を吹き飛ばすのに使った、サブマシンガン
弾丸射出機構は生きているが、銃身そのものがねじ曲がっている。撃てばどうなるかなど素人目でも明らかだ。そんなことは彼女自身も分かっている
問題は、"そんな物を向けるな"と言った発言の方である。ということは、この声の主は目の前のガラスの円柱に守られた台座と基盤らしい
「君の質問に答えよう。私がMr.御坂の事を知っている、と言うのは当然だよ。形式上、彼は私の部下に当たるからね」
御坂「部下……。ってことは、アンタもCIAの関係者ってこと?」
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