過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga sage]
2011/04/13(水) 01:30:42.39 ID:FZ3GAiZ0P
イェス「そこまでは言わないさ。似たようなものを作るにしても、アメリカの物はどうしても大型化してしまうしね。駆動鎧のように」
イェス「だが、10年だの20年だの進んでいると言っても、先進国の最先端技術の領域では追いつくのに僅か数年の差しかない。そうでなければ、"樹形図の設計者"の破片を解析なんてことはどの国でも出来ないことだからね。ただ、どの国でも得意なジャンル、というものが存在する。ことアメリカでは、私や姉君に代表されるように、量子制御AIの分野では学園都市よりも上を行っている」
イェス「そして今私が言った"姉君"が、君の言う上条当麻なのだよ。だから同じ様な駆動周波数が出る。実に簡単だろう?」
御坂「はぁっ?! ってことはアイツはずっとAIで動いていたってこと? そ、それにしては勉強の方が出来てなさ過ぎるじゃない。もっと頑張らせなさいよ」
イェス「おや、出来ないのか、彼は。残念ながら姉君たちが彼の中に入ったのはここ最近のことだ。それに、彼女たちは彼の自我とか精神を重要視しているらしい。私としては、カミジョウトウマなんて意思を塗りつぶして、乗っ取って欲しいところなのだがね」
ようやく、御坂も分かっていきた
最後に自分と会話したのは、上条当麻では無く、その頭脳に寄生したAIであったのだ、と
そして、姉君と呼ばれるそのAIの最後の言葉から、あの段階で上条当麻本人の精神がどうにかなってしまっていた、と
結局、自分の知らない所で彼に問題が起きていたということだ
銃を握る手に、自然と力が入ってしまう
御坂「……もしそんなことになったら、私が焼き切ってやるわ」
イェス「ほう。学園都市からここまで来たということからも予想がついていたが、彼の事が余程大切らしいね」
御坂「そうよ、そう。大切な存在よ」
イェス「フッフ。いいね、そう言い切るのは。大切な存在と言うものは、力をくれるものだ。例え死んでしまっても、"彼"の様にな。……フフフ」
"彼"という部分は、イェスは垣根を思い浮かべて言った。当然、御坂の知るところではない
御坂「笑うな! AIの癖に、知った様な事を言わないで。私はもう失いたくないだけよ! お母さんも、黒子も、初春さんも! 学園都市すらも壊されたんだ。佐天さんもおかしくなっちゃって、もう、もう、もう……」
興奮がまた、自動的に沈静化される
イェス「これは、辛いことを思い出させてしまったようだな。すまない。すまないついでに、君に尋ねてもいいかな」
御坂「何?」
イェス「君の言った佐天さん、というのは、佐天涙子と言う名前の子かい?」
御坂「そうだけど」
イェス「彼女は元気にしていたかね」
能天気な質問の様に、彼女は聞えた。だからこそ、湧き上がる感情がある
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