過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
1- 20
163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:24:50.39 ID:lQtguuolP
しかし、馬車と地面の段差でつまずきそうになり、バランスを崩してしまう。まだ寝ぼけているのだろう

その少女を、フィアンマが優しく抱きとめる

禁書「わっぷ!……ありがとうなんだよ、フィアンマ」

フィアンマ「気にするな。だが気は付けろよ。お前が傷ついては困るからな」

うん!、と頷き、少女はフィアンマの傍らについて立つ

少女は若干不安げな表情を浮べながら、人形を腕に抱いて周りの様子を見まわしている

ワシリーサ「……か、可愛い?」

ニコライ「この少女は何だ?」

フィアンマ「有体に言えば、禁書目録と呼ばれているが、今の俺様からすれば手綱と言ったところか」

ニコライ「禁書目録だと」

ワシリーサ「……手綱?」

注目を集める少女。その少女に服の裾を引っ張られ、そこで彼は思い出した

フィアンマ「なぁ、ニコライ。ワシリーサでもいい」

ニコライ「何だ?」

フィアンマ「どうやらこの御姫様は随分と腹を空かしているらしくてな。ボルシチでもビーフストロガノフでもいい。何か食わしてやってくれないか」

ワシリーサ「そういうことなら、わ、私の所なんかどう?」

そう言った、何故か自らの鼻を指でつまんで押さえている女の方を、フィアンマはじっと見た

その視線は、"禁書目録"と言うものの価値を利用するか、と疑うものであるが

フィアンマ(まぁ、いいか。この禁書目録にはもう、それだけの価値は無いからな)

彼はチラリ、と扉のガラス越しに、馬車の中の四角い霊装に視線を向ける。そして

フィアンマ「ああ、宜しく頼む」

と、頷いた


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1390.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice