過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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195:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/28(木) 09:09:36.38 ID:+nFCoQzZP
その剣を振るだけで振った方向100m程の全次元が切断される。それに巻き込まれた存在は消失するか切断され、3次元空間から他次元への干渉したことへの余剰によって生じる白い残骸物質が、次元切断の被害を受けなかった天使達を叩き、押しつぶす

これは落下した残骸物質が市街に多大な被害を残す事になるので、彼女は極力その術式を使用していなかったが

団長(本来は我々騎士派のとある計画過程で発掘されたものだったが、やはり本来の使用者が使用すべき霊装)

団長(気になるのは、その発掘の際に匿名と言う形で最大主教の技術援助があったと言う事だが)

団長(こうして見れば、心強い。この際、そのことを気にしてはいられん)

そして、騎士団、残った魔術師、私的集団の魔術師

これだけの戦力があっても、確実に天使からロンドンを守りきれるという保証は無かったが

もう一度、アックアの方を見た

丁度、肩を貸していた騎士から離れようとしているところだった

足元がまだ若干おぼつかない彼と、騎士団長の視線が交わる

団長「大人しくしておけ、ウィリアム」

アックア「……」

団長「気にすることは無い。テッラを斃すという役割は既に終わっているからな。この状況の解決は、我々イギリスの守護者の役割だ。お前の役割ではない」

アックア「……いや、まだ私には役割が残っているのである。我が友よ」

団長「ほぅ、何だ?」

アックア「ヴィリアン様の為にも、死なないと言う事である」

団長「フ。そうだな。だが、それは私が念を押さずとも、貴様が一番考えていることであろう?」

団長「そしてそのためにも、お前には回復してもらわねばな。卑怯な言い方だとは思うが、これは古い友人としての頼みでもある」

休め、ウィリアム

そう言って、二人の斧槍を持った部下と共に、彼は天使の群へ

残されたアックアは、背を瓦礫に預け、傷だらけのメイスを壁に立て掛ける

そして、彼の背後で僅かに動くテッラの事など気付きはせずに、彼の双眸は睡眠のために垂れた


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