過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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201:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/28(木) 09:13:00.10 ID:+nFCoQzZP
フィアンマ「サーシャ・クロイツェフという魔術師がロシア成教にいるだろう? その娘と会わせてほしい」

総大主教「サーシャ?」

ニコライ「確か"殲滅白書"にその様な名前の娘が居た様な」

総大主教「そんな名の者が居たとして、何をするつもりだ?」

フィアンマ「ちょっとした答え合わせ、といったところか」

ニコライ「……どうされます、総大主教?」

形式上は最大の権力を持つ少年に、男は尋ねる

"殲滅白書"は一司祭の彼の権限に及ぶところではない。こうやってこの少年が居るべき場所にいる以上、好き勝手出来ない

だからこそ、彼は少年を遠いモスクワに幽閉した。警護という形で。そうすれば、全ての権限は非常時として彼のものになるハズだった

ニコライにとっては、、とてもやり難い状況なのである

「ニコライ司教!」

突然、部屋の扉が開く

ニコライ「どうした? せめてノックしてから入ったらどうだ。ここには総大主教が居られるのだぞ」

「すみません! 急ぎだったもので」

ニコライ「それで、どうしたのだ?」

「ローマからと思わしき天使群がまた現れました! 戦闘能力も向上している模様です!」

前の時こそ、ロシアは戦力を集中させてなんとか、アメリカへ攻撃にローマが集中するという形でのタイムアップまで耐えたのだ

それが強化されたというのなら、更に厳しくなるだろう

確かに能力はそれなり以上ある総大主教。性能は高い。しかし、ローマやイギリスの様に準備されていた"終末"用使役術式があるわけではない

有るのは、"終末"の為に自然発生する破壊者から、聖都であることを強調させた結界で、特定の場所を守るだけ

そんなことはニコライもわかっている。故に彼は目の前のソファに座る男を見た

フィアンマ「どうやら、俺様の出番と言う訳だ」

ニコライ「頼むぞ」

フィアンマ「気にするな。俺様のメリットに繋がる約束は守る。殲滅白書には後で俺様が直接出向こう。もちろん、羽虫駆除が終わってからな」

と、何ら不安など無いように彼は言って部屋を出た


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