過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/28(木) 09:14:14.57 ID:+nFCoQzZP
彼女の回りは既に、ジワジワと複数の強化型ローマ使役天使が取り囲んでいて、彼女へ大剣を、弓を、槍を、光を向ける

まず矢が彼女の体を捉え、爆発し、前のめりに飛ばされる

その先には剣を構えた別の天使が在り、投げられた白球の如く、彼女へ剣を振りかざす

バギィ! と骨を砕く音が体内を巡り、今度は反対方向へ飛ばされる

球を神裂火織としたテニスのラリーだ

複数回あっちこっちへ飛ばされたものの、今度は槍に串刺しとなる。だがその直前で、その球はかき消えた

そして、槍を構えた天使が内側から、その3m程の強壮な男性を思わせる肉体を裂いて、彼女は現れる

超能力、空間移動。そこに術式構築の必要性は無い

有らぬ方向へ曲がり、砕けていた身体は既に元通りだ

崩壊する天使の自壊に巻き込まれながらも、揺れるのはその髪だけ

髪とは別に、彼女の背で黒くしなる物体。未元物質製の鋼索が複数の束を作る。それらの束はそれぞれ刀の様なフォルムとなった

そして、有線誘導式のミサイルの如く、それぞれがそれぞれの標的となった天使の方向へ伸びる

標的となった天使が打ち払っても鋼索を千切ってもお構いなしに、それらは標的が崩壊するまで、突き刺し、切り裂く

それら刀型にまとまった鋼索の中心である彼女もまた、ようやく剥き身となった七天七刀を構え

「なぁまぬるイ事ばっかしやがってウザったいんダよ、ド三一が!!」

荒げた声と共に、目の前のとりわけ大型な天使を力の限り打ち下ろした

肩へ深い斬り込みを作って、しかしそれはまだ自壊しない。打ち下ろされた力の勢いそのままに、地面へ急降下

そんなことは分かっている。彼女の動きは速かった。そのまま止めを刺さんと、彼女もその巨躯を追う

5mもある固形物が空から勢いよく落ちれば、その破壊力はかなりのもの

ビルを押しつぶすように、その天使は地面へ叩きつけられた。その腹部へ刀を突き立てるように、更に神裂が振ってくる

「う、うわぁああああああっ?!」

殆ど同時の二つの衝撃に、巻き込まれる女性の声がした


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