過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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>>228 おk、上条さんのケツを掘ればいいんだな
[saga sage]
2011/05/07(土) 03:49:50.25 ID:sNwVsL2yP
次の踏み潰し攻撃を見切るべく、向けられた視線は脚部。既に回避行動は有る程度パターン化されている
ただ、問題なのはどうしても目の前の脚に意識が集中してしまう事だ。自らの後ろ、跳んで回避する着地先のことは見ている暇が無いために確認できない
事実、既に何度も放たれたストンピングが、着地先を変形させていた
結論として、彼は着地の際に、少しバランスを崩すことになる
もちろん"それまでの敵の攻撃によって平らな地面が変形している事"を、彼の頭脳が考慮していないわけではない
バランスを崩して、氷で滑った様に両足が宙に舞いながらも、彼は強引に体を空中で捻じ曲げて、左腕と両足で地面を転がりながら体を安定させた
予想外の行動。その安定の為に僅かだが行動が止まってしまった。しかしそれは、次の踏み潰しまでの時間で、今まで通りの攻撃が来るならば、回避行動を立ち直せるはずだった
敵の動きを見ようとした、そんな時である
突然、バキン! と聞きなれた音が鳴った。それは、右手が何らかの能力や魔術を打ち消した時の音
右腕が動いたのか、それとも体を動かした際に振れた右腕が偶然に触れたのか、どちらか分からない
即座に原因を突きとめようと、右側に瞳を滑らせると、そこには何か白い壺の様な物が浮いていて、その口をこちらに向けている
上条(あれは、何)
特定の為に思考を回転させようとした瞬間、何処からか頭脳に危険が知らされる。その、"後ろへ"、という意思に従って、彼女達はその体を更に後ろに跳躍させた
直後、縦1mと横3m程の壺の口から、ブォンと青白い光を放った何かが飛び出す
目の前を通過して、その何かはそのまま窪みの壁面に突き刺さった。200mは離れていると言うのに、上条当麻の耳には、殆ど土砂で出来ている壁面を砕き、そして消す音が入ってくる
上条「んな……ッ?!」
イェス「今のを避けるとは、流石だな」
感心するような声が機械の塊から出力された
イェス「見たことも聞いたことも無いだろうさ。これは、魔導電磁投射砲、とでも言えばいいかな。電磁砲の初期加速に関与する速度表皮効果の制御を魔術で最適化させ、二段階目加速に使われるプラズマを術式的に増幅・可制御化、更に弾丸となる投射体に未元物質を使用することで射撃の際に生じる摩擦・電気抵抗・耐熱限界等の科学的な弾速限界を有る程度まで突破させる」
イェス「故に強烈な発射音も風切り音も生じず、殆どのエネルギーを破壊力に流用できる。もちろん、消費されるエネルギーは非常に大きいが、それも解決している」
上条「馬鹿な。それなら、弾速は理論上……」
イェス「そう、光速だ。もっとも、それだけの出力を出そうとすれば、この浮遊砲台では制御しきれず射撃前に吹き飛んでしまうがね」
射撃を終えた壺のような浮遊砲がコンテナの中に格納され、代わりにそのコンテナから更に5つの浮遊砲が射出される
巨大多脚兵器の周辺に等間隔で展開し、その砲口は上条に向けられた
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