過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga sage]
2011/05/07(土) 03:54:15.55 ID:sNwVsL2yP
しかしながら、一方通行には止める時間など無かった
上ずって凹んだ顎を更に凹ませんと突貫した女の姿に、一方通行は舌打ちをして、次なる行動を考える
こうなれば、がむしゃらに攻撃を繰り返せる存在は自分だけだろう。そう言う存在が巨人の攻撃を引きつけてくれなくては、周辺で展開している人間たちは一瞬で蒸発してしまう
誰かがその役目をしなくてはならない
下の方で巨人の足へチマチマとした攻撃集中させている連中よりは余程強力な超電磁砲を、適正弾を使う事で第三位の用いるとされるゲーセンのコインよりは威力の高いそれを、乱射している駆動鎧達は確かに強力だ
しかし、残った10機あまりのそれらの戦力よりも光球だった存在の方がまだ強力なのだ。代わりにはならないし、数自体も叩き落とされるなどして数を減らされている。当てにならない
ならば、自分しか無いだろう
行動予測と調査の為に黒翼の一部を一種のセンサーとして拡散させていたが、そんな僅かな使い方すらも諦めて、今使える最大出力に集中させて巨人に立ち向かおうか、と一方通行が考えていた時
そのセンサーに、強力な存在が現れたという情報が伝えられる
巨人の口顎から突入した内部に、巨人とは別のエネルギーの塊があるというもの
それは、先程まで消耗しきっていたハズの最終個体であったものが、光の球の姿を取り戻しつつあることによるものだった
エネルギーを借り取るという形で
その光球の行動に驚いたのか、巨人は手を自らの顎に挿して、光球を掴み出し、ビルへ叩き付ける
連なったビル群を3本程なぎ倒した末に、それはもう一度光る球として浮かび上がった
サイズは最初程の大きさは無いとはいえ、半径5mと言ったところだろう
そして当然、その分だけ巨人からはエネルギーが失われていた
浮かび上がった球は、巨人としても無視できない力をもう一度持ち直したということだ
一方「同じ"何か"だからこンなこともできる、ってかァ。少しは頭の回る雌豚じゃねェか」
もちろん、最初からこういう事が出来るというならば、あの光球が巨人の全てを吸いつくせばいいだけのこと
それが出来なかったのは、チャンスが無かったという事だろう。自らのプラズマアッパーがその好機を作ったということか
一方(となると、さっきのみてェに大きく崩れる様な事があれば、"何か"というエネルギーの塊としての奴に直接干渉することが出来るかもしれねェってことだよなァ。調べるのにも丁度良い)
一方(だが、デカブツだって馬鹿じゃねェ。今ので一層警戒をするだろうが、それで攻撃への積極性がなくなるってンなら、そっちの方が戦局としては大助かりだ)
もう一度、巨人へ向けて光球が突っ込んだ。対する巨人は先程の吸収を警戒してか、迎撃の動きが鈍い
一方(いいねェいいねェそのままだァ!! そうやって永遠にニブい亀のままでいてくれて全然かまわねェぞ、シヴァさんよォ!!!!)
そして彼も続けて突っ込んだ
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