過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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278:消えたデータ脳内復旧だから、少々読みにくいかも知れますん[saga sage]
2011/05/15(日) 13:18:17.33 ID:VblF9WVrP
「いくらなんでもそれは、破廉恥過ぎませんか?」

多脚兵器が沈む、窪み改め湖の畔で上条の隣にほぼ全裸の男が立っている

全裸、といっても秘部は隠れている。しかし、その隠し方が不味かった

上条「股間を炎で覆い隠すなんて、上条さんにセックスアピールを向けても仕方ないと思いますよ」

情熱的すぎます、などとわざとらしく頬を染める

ステイル「そ、そんなつもりじゃ断じてない! 仕方のないことだったんだよ! 砲撃を向けらないようにしつつ、水流に飲まれないようにするには、片っ端から身の回りのものを蒸発させ続けるしか無かったんだ!」

上条「しかし、仮にこの場に女性が居たらセクハラで……。いや、既に猥褻物陳列罪は成立するかもしれません。ここは一応大学、公共の場所ですから」

ステイル「そうだろうね、ああそうだろうさ! 君以外に誰もいないことがせめてもの救いだ!」

上条「もし他に誰かいたら、こんな変質者とは関係が無いかの様に、最初から他人の様に振舞ってますよ」

ステイル「く……。というか、その話し方は何だ。イントネーションが微妙に女性のようで気色が悪いぞ」

尋ねられた上条は、そのまま特に表情を変えなかった

上条「それについては、まぁ、いろいろとあるんですよ。あなたこそ、何故アメリカに?」

同じく、ステイルも表情を崩さない

ステイル「それについては、僕にもいろいろとある、と言えばいいかな」

上条「そうですか。まぁ、そんなに気になるようなら、元々の話し方にもど―――――」

そんな、湖畔での大した中身も無い会話だったが、そこに差し込まれた声が有った

「うおおおおおぃカミジョウJr.!!」

と。ステイルにとっては聞いたことの無い声だった

「まったく、こんなところに居たのかい」

「気が付けば消えちまいやがって。折角助け出したってのに、巻き込まれてくたばったかと思ったぜ」

「ま、無茶をするのは血筋なんだろうさ。トーヤのな」

「あー、なら仕方ないわ」

ゾロゾロと、声を投げて来た男の後ろから人間が続く。室内戦用の軽兵装を身につけた、"銀貨"の集団である。つまり上条を助け出した連中だ

「ここに居るってことは、施設に戻ってたんだろ? あの爆撃の中で戻るとは、父親譲りとはいえ、どういう神経しているんだか」



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