過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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消えたデータ脳内復旧だから、少々読みにくいかも知れますん
[saga sage]
2011/05/15(日) 13:18:17.33 ID:VblF9WVrP
「いくらなんでもそれは、破廉恥過ぎませんか?」
多脚兵器が沈む、窪み改め湖の畔で上条の隣にほぼ全裸の男が立っている
全裸、といっても秘部は隠れている。しかし、その隠し方が不味かった
上条「股間を炎で覆い隠すなんて、上条さんにセックスアピールを向けても仕方ないと思いますよ」
情熱的すぎます、などとわざとらしく頬を染める
ステイル「そ、そんなつもりじゃ断じてない! 仕方のないことだったんだよ! 砲撃を向けらないようにしつつ、水流に飲まれないようにするには、片っ端から身の回りのものを蒸発させ続けるしか無かったんだ!」
上条「しかし、仮にこの場に女性が居たらセクハラで……。いや、既に猥褻物陳列罪は成立するかもしれません。ここは一応大学、公共の場所ですから」
ステイル「そうだろうね、ああそうだろうさ! 君以外に誰もいないことがせめてもの救いだ!」
上条「もし他に誰かいたら、こんな変質者とは関係が無いかの様に、最初から他人の様に振舞ってますよ」
ステイル「く……。というか、その話し方は何だ。イントネーションが微妙に女性のようで気色が悪いぞ」
尋ねられた上条は、そのまま特に表情を変えなかった
上条「それについては、まぁ、いろいろとあるんですよ。あなたこそ、何故アメリカに?」
同じく、ステイルも表情を崩さない
ステイル「それについては、僕にもいろいろとある、と言えばいいかな」
上条「そうですか。まぁ、そんなに気になるようなら、元々の話し方にもど―――――」
そんな、湖畔での大した中身も無い会話だったが、そこに差し込まれた声が有った
「うおおおおおぃカミジョウJr.!!」
と。ステイルにとっては聞いたことの無い声だった
「まったく、こんなところに居たのかい」
「気が付けば消えちまいやがって。折角助け出したってのに、巻き込まれてくたばったかと思ったぜ」
「ま、無茶をするのは血筋なんだろうさ。トーヤのな」
「あー、なら仕方ないわ」
ゾロゾロと、声を投げて来た男の後ろから人間が続く。室内戦用の軽兵装を身につけた、"銀貨"の集団である。つまり上条を助け出した連中だ
「ここに居るってことは、施設に戻ってたんだろ? あの爆撃の中で戻るとは、父親譲りとはいえ、どういう神経しているんだか」
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