過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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286:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/15(日) 13:29:39.12 ID:VblF9WVrP
「………ッ!? 逃げろ!!」

自分と同質の何かを感じ取って、薄手の戦闘用スーツを着たステイルは、声を張り上げつつ跳んだ

同時に、上条もその危険を感じ取っていた

直後のことだった

上条たちが銀貨のメンバー達と混ざって話をしていた湖畔に、ボストンの空から白い塊が降り注ぐ。それはあまりにも数が多過ぎて、他方からは塊に見えた

厳密に言えば、それらは羽根だった。但し、未元物質製のものであるが

多数の機関銃の局所への一斉掃射のように降りかかり、着弾すれば爆発する弾頭である

上条が辛くもその攻撃を回避し、振り返った先には

先程まで愉快に話を交していた人間の部分部分が所々に飛び散っていて、例の巨大な水溜りが少し拡大されていた

彼の足元には、誰のものか分からない耳が落ちている

上条「嘘……?」

すぐさま、彼はその攻撃源を見た

有るのは何処かで見た様な、巨大な白い翼

上条「垣根、帝督?」

驚く暇など、与えてはくれない

何かが来る、という直感が上条の脳内に奔った。同時、右手が天へ向く

バギギギギン!!

と一際大きな打ち消しの音が鳴った

何かとてつもないエネルギーの塊が、全く音も見た目も無く、撃ち出されていたのだった

一体どんな攻撃が来たのか、彼女たちにそれを悠長に考えるような時間は、やはり無かった

先程の機銃掃射の如き未元物質の羽根が、しかも今度は弾丸を集中させるのではなく、100mクラスの大翼の幅を利用した広範囲弾幕掃射を上条を中心に撃ち出されたのである

その広範囲性から、行動で回避することは不可能で、右手左手で身にかかるものを全て撃ち落とすのも不可能


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