過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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287:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/15(日) 13:31:14.03 ID:VblF9WVrP
上条(諸刃の剣ですが、これしかない)

今度は、体中から打ち消しの音が生じた

服はもう完全に穴だらけとなってしまったが、上条当麻の体自体には被害は無い。全身に拡大させた幻想殺しによる膨大なエネルギーの蓄積を除いては

上条「垣根!! なぜ俺を攻撃するんだ!?」

はるか上空に居る垣根に届く訳は無いが、彼は叫んだ

そしてまるで呼応するかの如く、垣根が空から降りて来た

別に理由はある。見えない攻撃や羽根の連射といった遠隔攻撃では、上条当麻の体に傷を付ける事が出来ないと判断したからである

上条「なぜ俺を、お前が狙う!?」

もう一度、彼は問うた。今度は声が届く距離である

垣根「フン。んな当然なことを聞くんじゃねえよ、バーカ。お前を殺す理由があるからに決まってんだろ」

上条「それはどんな理由だ?! それは俺を狙う為に、関係ない人間を殺してまでする理由なのですか?!」

垣根「関係ない人間じゃねえだろ。イェスを壊そうとした銀貨の連中だ。それだけで殺すには十分な理由になる」

上条「お前、"イェス"を知って」

垣根「だーが、そんなことはどうだっていい。とっとと死んでくれ」

会話と言うには一方的な終わり方をして、垣根は再び翼を展開する

しかしそれは、翼と言うよりは手に近かった。つまり、相当巨大な手だ。それが二本

一体何をするつもりだ? と上条は考える

垣根「お前の能力は厄介だ、幻想殺し。奇襲も通じやしねえ。だが、欠点はある」

その手は、地面を割いて深々と刺さった。そしてすぐ、再び地表に現れる。巨大な平べったい岩盤をその手に握って

垣根「つまりは物質だ。能力や術式なんかの混じりっ気なし、現実のな」

何が来るのか、すぐに予想はついた。それが、あまりにも単純だったから

垣根「モグラたたき、いや、逃げ回るゴキブリを叩き潰す作業だな」


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