過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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288:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/15(日) 13:32:52.50 ID:VblF9WVrP
ブォン、と巨大な手に握られた岩盤が上条の頭めがけて叩きつけられる。正確には、その岩盤の大きさから、上条を含んだ周辺20m半径程度の面へ、なのだが

原始的とも言える方法だったが、それは効果絶大だった。本当に上条には回避という手段しかないのだから

振り上げて叩き付ける、という、動きとしては単調なので、高性能AIの彼女たちからすれば、パターンの割り出しと回避措置の割り出しには問題は無い

しかし避けるべき岩盤はたった二つしかないといっても、その大きさを考えれば、普通の人間の機動力で避け切れるものではない

既に悲鳴を上げている筋繊維を過剰に消耗しつつ、更に蓄積されたエネルギーを加速に利用してギリギリやっとである

淡白に言えば、回数に限りがある

それでも、彼は右へ左へ避け続けた。打開策を見つけ出すために

上条が一方的に消耗する中で、変化が起きる

きっかけは、先程上条が右手で打ち消した、見えない攻撃

その正体は、学園都市で一方通行が巨人に対して使っているものと同じ、高圧縮されたプラズマ体

しかもベクトルという形で圧縮する一方通行と異なり、垣根提督の場合は未元物質で空気を包むだけ。ただそれだけで、包まれた空間は温度も圧力も現実離れした状態となる

それを撃ち出せばいいのだ。しかも光を有る程度捻じ曲げてしまえば、それが放たれた事について上条が視覚的に気付くことは出来なくなる

どういう理由か、右手は反応してそれを打ち消したが、今回のその不可視攻撃の狙いは上条当麻本体ではない。避ける以外に余計な行動をとれない彼には、打ち消す事が出来ない

上条が立っていた場所の手前に、それは直撃した

結果、巻き起こったのは熱風と砕けた地面の大小様々な礫

一瞬だが確実に上条の五感をそれらは奪い、そして確実に上条の体を傷つけた

行動判断の遅れが、如実に現れた。その時確かに、上条もとい、その中の彼女たちは不可避と考えた

(仕留めた)という甘い概念が垣根の頭を過る。そのせいで、彼は一瞬瞬いた炎を見過ごした

そして上条は避けられない岩盤叩き付けを、避けた

驚くのは垣根である

垣根(何が起きた? まさか、幻想殺しの奴がまだ何か隠してやがったってのか?)

この考えは自然なものだったが、しかし視野が狭いものでもあった


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