過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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291:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/15(日) 13:42:05.48 ID:VblF9WVrP
動きが若干鈍くなった巨人に対して、勢いづく学園都市抵抗勢力

一方通行や最終個体の光球が上半身や腕を狙うのに対して、どちらかというと下半身以下を狙う駆動鎧と残存能力者や警備員や一般兵装の米兵達

ガァン!! という大きな音を響かせて巨人の持っていた三又鉾の柄と回復した光球がぶつかり合い、ねじ曲がった

好機と見た一方通行が、その鉾を叩き折ってしまおうと、翼を鋸の様に変形・伸長させて空気を蹴って近づく

だが、巨人が逆の腕を振り回し、一方通行は鋸状に伸ばした翼を逆に叩き折られ、明後日の方向に弾き飛ばされた

簡単に吹き飛ばされてしまう一方通行だが、これも巨人の変調の一つだ

今までは群がる羽虫を払う程度には、戦力の小さい未元物質駆動鎧達や学園都市残存勢力なども相手をしていたが

一方通行からの不意打ち⇒最終個体だった光球に吸収されるという構図を警戒するが為に、巨人はそれらを殆ど無視していた

当然の反応のように思えるが、それは当然、その弱い者達にとってすればよりやりやすい、ということである


「電磁砲の弾数、残り1!!」「こっちは今ので0だ」

「どうします? 取りに行きますか?」「いや、奴の動きが甘い今が一番の好機だ。ここは逃せん」

「畜生、駆動系圧力下降中! 俺の機体これ以上はリミッター解除しないと浮いてられませんぜ。さっきのでどっかやっちまってたか」

「私の機体も誤魔化し誤魔化しでしたので、あまり長くは戦えません」「俺達が使ってるのは整備不良機に応急処置をしたもんだからなぁ。しかも、お偉い研究者サマが居ねぇとろくに整備も出来ないし」

「撃墜でなくて、こんなことで戦力ダウンとはな」「リミッター解除すれば、未元物質機関が臨界に達す前までどれだけ動いていられるんだ?」

「隊長?」「……今の出力ならあと20分は」「こっちは15分」「電磁砲身へ回していた出力を切るとどうなる」「+10分」「同じく」

「……OK、あと25分は動けるんだな。各員、残弾の有無に関係なく電磁砲を捨て、俺の後ろに二列で並べ。そして翼をリミット値限界まで展開、突入する。奴の土手っ腹に大穴を空けるぞ!!」


「今の見たかよ?」「ああ、見たぜ」「明らかに回復が遅れてきてる」「さっきから上で飛んでる奴らばっか相手にしてるしな。下が甘くなってんだろ」

「相手にする程のモンじゃねぇってことなんだろうな」「舐めた態度とってくれてるわよ」

「だがその方が俺らは安全になって動きやすい。ホレ見ろ。あっちのチャイナの連中、どっから持ってきたのか大口径の固定砲を設置してるぜ」

「奪った実験兵器の試し撃ちをあの巨人でやろうって魂胆だな」「的としてはサイズに申し分ないわね。まず、あのビルの上までどうやって運んだんだか」

「華僑の連中すらもあんなもん持ち出したってことは、生き残った学園都市の生徒代表としては負けてらんねえよな」「あんたはたまたま運良く、安全な場所で寝てただけでしょ。大した能力でも無いくせに」

「馬鹿だなー。例え運であっても生き残っていれば、どういう形であれ戦力として使えるのというものですよ」

「んなら、次の戦いに備えて生き残らなけりゃなんねーよな。おいお前ら能力者組みにはまだ余力は残ってるか?」「誰に口聞いてんだ無能。当たり前だろ」

「オーケイ。そんだけ俺に噛みつけるなら、まだ力を伸ばせるよな? あっちのチャイナの大砲が撃ち込まれたら、一斉にブチ込むぞ」「局所集中攻撃ってか。無能力者らしく、考える事が単純だわ」

「でもいいんじゃない。シンプルイズベストってことでさ、派手にいきましょ」「LV4の大能力者サマを無視してきたツケを払わせてやるぜ」


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