過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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346:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/22(日) 11:06:59.67 ID:eV37KtkbP
結局かき乱されただけで、仲間が死んだだけ

だが、一つの事実が分かった

対馬「……やっぱり、女教皇は私達を」

建宮「敵だと思っているようなのな」

胴体が真っ二つになった仲間の亡骸を拾い、彼らは運ぶ

こんな場所では火葬場など有る訳も無く、術式で起こした炎で焼くしかない

「あの様子じゃあ、どうしようもないんじゃないですかね……」

気弱く言う仲間が一人

建宮「そうなのよな。だが、ここまで来て、こいつを殺されて、それで帰ったんじゃ意味が無いのよ」

背負った死体の上半身が、重い

対馬「なら、どうしろっていうのよ」

力が圧倒的過ぎるのだ。本当にどうしろと。だが、教皇代理は答えを出した

建宮「……俺達には方法が一つだけあるのよな。"聖人崩し"を使う」

な?!、と声が出る。それもそのはずだ、"聖人崩し"は神裂ですら手こずるような相手、つまり相手も聖人であった場合を想定して作り上げた、名前通りの術式

それは、彼女が居なくなったからこそ、彼女の代わりに自分たちでそういう存在を相手にすることを考えて作ったものであり、彼女自身に使う事を想定にしたものではない

だが、聖人である彼女にも有効なハズだ

建宮「アレを当てる事が出来れば、少なくともあの様子ではいられなくなるかもしれないのよな。どうにも聖人のそれ以上の要素が見えるから、最悪、逆方向に効果を現すかもしれないが」

建宮「だからと言って、出来る事を全部やりきらずに、無念を残すわけにはいかないのよ」

次はこうなるのは自分かもしれない。そこには、そういう意味も有った

その言葉に、否定の弁を述べる者は無い。更に仲間が一人死んだ今、それはなおさらだった

対馬「なら、メンツ的に槍を使う五和は欠かせないわよ」

「それにこれ以上の欠員も無理ですね。元々は50人とかって規模でやる術式だ」

建宮「ああ。だからこそ、次に神裂火織が狙いに来たら」

建宮「その時は俺達全員で相手をする。もちろん対策も考えて、なのよな」


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