過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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396:佐天さんは……もうちょっと待って下しあ[saga sage]
2011/05/29(日) 18:38:09.45 ID:kPB/O0ZUP
潰れた肉塊の中から出て来たのは、3人の人影

少女には、その中の一人に見覚えがある。そして、その見覚えのある一人は、屈んで自分の手を握っていた

「……ぅ、まぁ」

彼の名を呼ぶ声は十分に出ない。でも、彼はそんな彼女を優しい眼でじっと、しかし赤黒い粘液を体中に垂らしながら、体を屈めて見つめている

その都合上、彼は全裸なのだが、彼女はそこに気恥ずかしさなど感じなかった。無論彼も

上条「悪い、御坂。少しだけ、待ってくれるか」

御坂「……ん」

彼女の頷きを見て、彼はとびきり優しい表情を作った

その姿からは、日本で最後にあった時の様な反応、頭脳で何らかの集積回路が存在し動いているような反応は無い

彼女が知る限り、本物の彼

顎を上げ、少女から視線をイェスの"神の化身"と垣根に移すと、その顔は一転硬くなる

「それでは、手筈通りに」

彼の後ろに立っていた女は言う。年齢的には彼よりも4〜5歳ぐらい上の様で、彼と同じく全裸だ。それが二人。顔も体も同じ

その顔は何処か上条の面影が有り、何より覇星祭のときに会った彼の母親・詩菜に似ている

彼に姉など居たのか? 居たとして、何故ここに

上条はその言葉に頷いた

驚いたのは、イェスと垣根提督

なにしろ、ようやく上条を無効化したと思ったら、増えたのだ

イェス「……ッ。全く、飽きさせないな。姉君たちには」

「こちらとしては、飽き飽きですよ。あなたにね」

新しく現れた女が応える

「その通り。弟分らしく、素直に姉の言う事を聞いてくれていれば良かったものの」

そしてもう一人。言うな否や、彼女らは動きだした


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