過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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本日分(ry 徹夜+コーヒー
◆48vTiIxrtrv5
[saga]
2011/03/11(金) 07:34:34.15 ID:dLY4Liw3P
貫いていたハズの氷の槍が、ジュッと音を立てて蒸発した
同時、テッラの背中から眩いばかりに10m程の翼が飛び出し、上空に飛び上がる
こうなった彼には最早、事を大きくしないようにという、フィアンマの制御は吹き飛んでいた
それを、地上から見上げるアックア
だが彼の姿勢は変わらない。一番重要な点は、一番疑問だった点は、一番自分の存在にかかわる点は、間違っていなかったからである
余裕の笑みで30m程上空で見下ろすテッラへ、アックアはその大きなメイスを向けた
アックア「確かに私の考えは間違っていたかもしれないのである。だが!!!」
アックア「貴様の言葉には貴様自身が聖者であることを保証するものは無かった!!」
アックア「なぜなら、貴様は今だ復活者であり、審判を受けたものではない!! 貴様もまだ分からんのだろう?! 自らが地獄へ向かう者なのか、そうでないのかは!!!」
アックア「それは私も同じ!! だが、貴様のこれまでの矮小な考えや行動が正しかったかどうか、それは私にすら分かるのである!!」
アックア「それは何よりも今、貴様がこうして私に罰を下さんとしていることからも、分かるのである!! 貴様の言う通りならば、私に罰を下すのは神で有れば良いのだからな!!!」
アックア「それよりも前にこうして、貴様が主に代わって私に罰を下しに来る!!! それ自体が、最大の神に対する冒涜ではないか?! 貴様にはその矛盾の解があるのか?!」
テッラは答えない。それはつまり、解が無いことを示している
自らの怪我の事など、既に吹き飛んでいた。当然、胸から溢れる血など気にせずに、アックアは己の体に力を込める
アックア「もう一度貴様に同じ事を言おう、テッラ!!! 地獄以外に貴様の居場所などありはしないと!!! 貴様自身が言った通り、そこで反省するがよいのである!!!!!」
もちろん、それすら決めるのは神であるのだが、彼らにはどうでもよいことであった
己が正しい、と考えて主張し行動すること。それは争う人間の基本的な背景なのだから
そしてどちらが正しいのか、神の前に決めるものがある。それが勝敗
勝った者が答え。それが人間の世界の、生物の世界の最も基本的で単純な掟なのだ
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