過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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401:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/29(日) 18:41:36.32 ID:kPB/O0ZUP
これは上条が今まで右手で行っていた事を現出させただけにすぎない

逆に言えば、上条当麻は今までこんなことをずっとしてきたのだ

だから彼には、小の驚きと同時に、大の平生があった

イェス「カミジョウトウマ。神上にも神浄にも、討魔にも到魔にも成り得る存在。神にすら相対するのは当然か」

互いに相殺し合った末、空間が元に戻っていく

しかし想定以上の力を緩衝した白に、処理しきれない紫電が纏っている

保持にも限度が見えてきた

イェス「だが、こうも見せつけられては、是が非でも殺さざるを得ない。四つの可能性はどれも必ず"終末"による破滅をもたらすからな」

言って、"神の化身"はその巨脚を動かした。緩慢な上半身に比べ、下半身の動きは鋭い

水没するきっかけとなった脚も直してしまったのだろう

さっきまで垣根が守っていた弱点は露出させたままだ。あれだけの攻撃が出来る相手に、そんな局所的な防衛に何の意味が有るだろうか。動きまわって攻撃そのものを回避することしか方法は無い

上条「違う」

沈んだ声で、しかし強く上条は言う

上条「破滅になんてさせない。止めて見せる」

イェス「笑わせるな。君が根源である"終末"を招いたのだろうが」

上条「だからだ。俺には、その責任が有る。今までどれだけのものが失われたとしても、どれだけの人が死んでしまったとしても、だからと言ってこれ以上の破滅を認める訳にはいかない」

上条「それは、そこだけはお前も同じなんだって思う。だけど」

上条「お前はその目的の為に犠牲を作って来た。他人の弱みを、利害って形で利用して敵を作った」

上条「確かにそれで人は纏まるかもしれない。でも、それは全部じゃない」

上条「そのまとまりの外は見捨てられたままだ。利用された人間も、争いも、傷を残したまま苦しむしかない」

上条「お前は俺よりも先に"終末"について知ってたんだろう? "時項改変"についても。なのになんで人と人の敵対を利用した」

上条「これだけの力が有って科学にも魔術にも理解が有るのに、地球規模の問題だってのに、どうして全部を纏めようとしないんだ。どうして選別しようとすんだよ!」



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