過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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434:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/02(木) 01:24:14.39 ID:Slt1fRmaP
「逝ってしまいました、か」

独り言の様な言葉を放った女性の顔は、少し寂しそうだった

もちろん、彼女の弟と双子の関係に有るもう一人の存在の事だ

機械下半身の一部が、新たにできた少々浅い湖に、氷山の様に浮いている

そこには"神の化身"などというぶっ飛んだ存在を生じさせるような力は既に無く、時折、泡が立ち上るのみ

上条「他にも方法は有った、よな。俺が、もっと―――」

「いえ、アレがあの場では最良でしょう。例え他に方法が有ったとしても、きっと最良だったんです」

そうでなければ、何のための犠牲か

上条「……そうか、そうだよな」

「そうですよ。確かに半身を持って行かれたような気分ですが。って、自分の体を手に入れたばかりなのに、これはおかしな表現ですね」

体。そうだ、自分には体が有る。当麻の体を通してではなく、自らの体で他者を感じる事が出来る

ならば、することは一つ

上条「……ん」

急に抱きしめられて、しかし、彼は動揺しなかった

それぐらいの空気は読める。自覚はある

足元で意識のある少女は突然現れた女にむっとしながらも、その光景を見ていた

まず誰なのだ、この女は

自らよりも5cm位伸長の高い女性に抱きしめられて、しばらく彼はじっとしていた。不意に、背中に指を這わされるまで

上条「うひゃ?!」

思わず、彼は体を離した。反動で揺れる女の乳

「もう、こういうときはあなたの方からも抱きしめるものですよ?」

上条「いやいやいやいや! 確かにそうかもしれないけどさ! まずなんで女なんだよ!」


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