過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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537:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/17(金) 14:31:15.77 ID:aeDZ8Rm6P
飛び散った彼の体が、肉体内で細胞レベルに移動させていた臓器が、ウゴウゴと気味の悪い痙攣したような動きを始め、立ち上がった彼の体を元の姿に戻していく

刀夜「人工知能に魔術に悪魔に微小機械か。これは異常な性能だ」

刀夜「惜しかったな。これで超能力も有れば、人類の中では考えられ得る限り最高の存在だ」

刀夜「天使が跋扈する世界では、対して目立ちはしないと思うがね」

刀夜「"救世主"すら潰える世界では、天使や神がどうこうってものじゃないだろうさ」

刀夜「それもそうだ。悪魔の側からすれば、"救世主"なんざ消えてくれて大いに結構だしな。秘蔵っ子がやられちまって、どんな気持ちだ?」

刀夜「貴様……!!」

刀夜「おっと、それ以上言うのは止そうか。私も人の親、君の気持はよく分かる」

刀夜「気遣いは有難いな。だが、所詮私はただのプログラム。彼の肉親ではないのだよ」

刀夜「人間と他の動物間にすら愛情は生じるものさ。君が彼に対してそう言う感情をもったって、少しもおかしなことじゃない」

刀夜「なんだなんだ? 親父同盟か? 臭いな」

刀夜「貴様だって"相対するもの"の父親だ。そういう意味では、貴様も父親同盟とやらに入ると思うがな」

刀夜「はっは、そいつはその通りだ」

彼一人の気味の悪い会話が続く中、彼の体は完全に元通りの中年手前になった

動く分には十分だ

刀夜「よし、その父親同盟の記念すべき初仕事として、まずはここから出ようじゃないか」


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