過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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585:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/28(火) 06:03:46.05 ID:d2D2mKfKP
そうなれば当然、押し飛ばされる力も加わって、テッラの方向へ向かっていた彼女は、その方向に加速することになる

その上、受ける以上に力を使っていないため、力は最小限

自分を狙う触手は増えない

ただでさえ大きな人面樹の口が、近づいたことでますます大きくなった

200mという狭い距離をますます縮めるのに、成功したかに見えた、が

キャーリサ「下から?!」

突如、無数の根が剣山の如く地面から広範囲に突き上がって本体への接近を阻害し、彼女をも貫かんと現れた

地面が割れたのと同時にそれを知覚した彼女は、即座に地面へカーテナを突き立てて、それ以上の進行を止める

キャーリサ「まだ来る。チッ、さっきの枝もかッ!!」

刺した剣を軸にして身を止めたものの、その場所の直下からも尖った根が突き出して、更には先程彼女を突き飛ばした枝が後ろから横薙ぎに振ってくる

剣を引き抜いて打ち払うにも、タイミング的には片方を確実に食らう

両方避けるのがベスト

目の前で既に伸び切った下からの根は、大体およそ30m程度の高さ。そして後ろから来るのは横方向からの振り回し

ならば、30m以上一気に跳躍すれば良い

地面が砕かれる前にカーテナを引き抜いて、彼女は跳躍した

しかし、触手のような枝はまるで延性のある金属のように細くなりつつ遠くまで伸びた

根がそういう性質を持っていないとは、まだ判明していないわけである

結果として、跳び上がった彼女を追う様にして、伸びる根

そしてその根は気が付けば、彼女の跳び上がった地点を中心にして、半径100m程度の範囲で大量に展開していた

キャーリサ(これは、囲まれるッ!?)

判断して、行動をしようとした時には、既に伸びた根があらゆる方向から彼女に向かって突き進んでいた後だった

カーテナの力で爆発を起こして全てを吹き飛ばそうとしても、そもそも成功するのか、仮に成功しても、地面も空も彼の領域


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