過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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609:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/04(月) 08:27:52.75 ID:Yc4Cln2YP
全ては、再生と強化

その根底にあるのはアックアへの敵意

幹という盾に囲まれた空間の中央で、彼は一人待っていた

目的の男は現れた。ならば、待てば必ずここに現れるだろう

直接的に樹と繋がった彼は、待っていた

そして、その時は訪れた

上半身はその体を剥き出しにしたアックアが、地上から降りてきて、ちょっとした運動設備よりもずっと広いテッラの地下空間に立つ

髪はそのまま樹の内部に繋がっていて、白い樹の筋によって構築されているが、確かにその空間の中央に居るのはテッラだった

アックア「フィアンマは、そこに居るのであるか」

頬を僅かに痙攣させて、感情を押し殺すように、アックアは言った

テッラ「……何を言っているのですかねー」

返しは、静かにその樹の核が口を動かすだけだった

しかし、静かな言葉はそれっきりとなる

テッラ「彼なんかねェェェ!! 今は関係ないのですよ!!!」

良いとは言えない彼の白い体が、繋がった樹の筋から伝わってくるその大樹の莫大な養分を得たかのように、ブクブクと膨れ上がる

そして種子の様に放たれ、吠えた

「私は、ここに、あなたを、 コ ロ ス ためにここに居るのですからねぇぇぇぇぇぇ!!!!」

ドスドスドス、獣のような足音作りながら薄暗い白の光で照らされたこの空間で、テッラは彼我の距離を一気に詰めた

そして、その右腕が、右拳が直接アックアの顔を狙う

単純明快な右ストレート

しかしそのテッラの白い肉体は、5m程の巨体となっている


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